「モンテッソーリ教育が良いって聞いたけど、どう良いの?」
本を読むのはちょっと時間が・・・でも、知りたい!と思っていませんか?
幼児教育と言うだけあって、幼児の時期はあっという間に過ぎ去っていきます。
幼児期に興味のあるものに触れさせてあげる、興味を持つかもしれないものを準備しておくなどは大人が知っていなければ、幼児本人にはどうすることも出来ないのです。
『あの時、知っていれば良かった!』と子どもが大きくなってから後悔したくないものです。
この記事ではこんなことがわかります
・幼児教育にはどんな種類がある?
・モンテッソーリ教育とは?
・メリット・デメリットは?
・モンテッソーリ教育を受けてきた著名人の一例
この記事を読むと世界中で多くの人が支持している幼児教育の種類を知ることができ、幼児教育選択の一助になります。
幼児教育の種類
様々な幼児教育がありますが、その中でも特に知っておきたい4つを厳選しました。
2. 発達段階に応じたシュタイナー教育
3. 脳科学に基づいて心を育てる七田式教育
4. 厳しい世の中に適応するために心と頭と体を育てるヨコミネ式教育
では、ひとつずつ解説していきましょう。
モンテッソーリ教育
イタリアのマリア・モンテッソーリ博士が確立した科学的教育法です。
もともとは障害を持った子どもの教育をしていましたが、健常な子どもにも応用できると幼児教育施設をつくり、「モンテッソーリ教育」を生み出しました。
・子どもには自分を育てる力「自己教育力」がある
・大人がすべきことは子どもの環境を整えること
モンテッソーリ教育の目的は「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。
ノーベル平和賞に3度もノミネートされるほど世界的に認知・評価されています。
シュタイナー教育
ドイツのルドルフ・シュタイナー博士が提唱しました。
ヨーロッパやアメリカなど世界60ヶ国1000校以上あり、約100年もの歴史があります。
特徴は、子どもの心身の発達プロセスを適切に整え、発達段階に合わせた教育方法です。
第一段階(0~7歳):身体を動かす遊びから健康的な身体を育てる時期
第二段階(8~14歳):芸術を通して、感情や意志に働きかける心を育てる時期
第三段階(15~21歳):物事を論理的に考え、自らの意志で判断し行動する思考力を育てる時期
シュタイナー教育を取り入れている保育園や幼稚園は基本的に縦割りのクラスで編成され、異なる年齢の子どもたちと活動します。
シュタイナー教育を行う学校ではテストを行いません。
優劣をつけず、評価方法はレポート提出や担任との対話を重視しています。
そのため別の学校に転校してしまった場合は授業の内容や進み方に違いが出てしまい、学習面で心配になることがあるようです。
七田式教育
創業者である七田眞氏が右脳教育理論を築き、幼児教育で60年追求し続けています。
日本から世界17ヶ国に広がっている、東大生の多くが通った英才教育塾です。
「認めて褒めて愛して育てる」を根底に置いて、心の教育を大切にし「認知能力」と「非認知能力」を伸ばしていきます。
・認知能力:一般にIQやテストの点数など数字に表すことのできる能力
・非認知能力:自己意識、好奇心、チャレンジ力、自己肯定感、責任感、忍耐力など数字では測ることの出来ない能力
「心の教育」を中心に、脳科学に基づく適切な環境をつくり育てる教育です。
国際学士院の世界知的財産登録協議会より最優秀理論・世界知的財産として登録されています。
ヨコミネ式教育
女子プロゴルファー横峯さくらの父の兄、横峯吉文氏が創設しました。
特徴は3つの力を主軸として子どもが自ら主体的に学ぶ力を育て、自立を促す教育方法です。
・心の力:忍耐力を付けることを目的とし、様々な経験を通して豊かな感性と命の大切さ、相手を思いやる心を育てる
・学ぶ力:読み・書き・計算(そろばん)から「自学自習の力」を身につける
・体の力:かけっこ・柔軟・体操・水泳など、6歳までに固まる運動神経の基礎に必要な手助けをする
子どものやる気を引き出し、育てることを大切にしています。
これを「才能開花の法則」と名付け、やる気を育てることを重点的に行う教育方法です。
そして、この中で私がおすすめするのはモンテッソーリ教育です。
モンテッソーリ教育をオススメする理由
モンテッソーリ教育は大きく分けて以下の4つの大枠にて構成されます。
- 発達段階を年齢で定義する
- 子どもの「考える力」を伸ばし、自立をうながす
- 大人は「援助者」として観察し、子どもが学びやすい環境を作る
- 教具を導入するとより効果が上がる
一つずつ解説します。
発達段階を年齢で定義し、発達段階に合わせた教育方法を選択する
モンテッソーリ教育では、発達段階を4つに分けて考えます。
・乳幼児期:0歳〜6歳(0〜3歳:前期、3〜6歳:後期)
・児童期:6〜12歳
・思春期:12〜18歳
・青年期:18〜24歳
今回はさらに細かく幼年期を前期・後期として呼ぶパターンを紹介します。
【乳幼児期 前期】吸収する精神(無意識)の時期
【乳幼児期 後期】意識の芽生えの時期
【児童期】知的敏感期。現実・世界を吸収したい時期
【思春期】心も体も急激に大人へ変化していく時期
【青年期】成熟期。自分の職業や専門分野に目覚める時期
それぞれの発達段階に応じた学習カリキュラムが用意されています。
日本モンテッソーリ教育綜合研究所のHPに詳細カリキュラムが掲示されていますので、参照ください。
子どもの「考える力」を伸ばし、自立を促す
子どもが自分の意志で取り組めるよう、机や道具など環境を整えてあげることが大事です。
大人の価値観で教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を理解して適切な環境を用意し、取り組み方を提示します。
子どもが自ら選んだ取り組みは気の済むところまでさせてあげましょう。
子どもは誰しも自己教育力を持っていると言われています。好きな分野で様々な能力を伸ばすには最適な教育方法です。
大人は「援助者」として観察し、子どもが学びやすい環境を作る
モンテッソーリ教育では「子どもの自発的な活動を援助しなければならない」ことを基本にしています。
- 人的環境、物的環境を設定
- 適切な教具を準備・配置
- 子どもに使い方を提供(提示)
- 子どもが満足するまで繰り返し出来るように配慮する
この4つが大人の、援助者としての役割です。
モンテッソーリ教育では、教師は「教える人」ではなく、子どもを観察し、自主活動を「援助」する人的な環境の1つと考えられています。
モンテッソーリ教育のメリット・デメリット
モンテッソーリ教育のメリット・デメリットを紹介します。
モンテッソーリ教育のメリット
メリットを以下の4つにフォーカスして紹介します。
- 個性を伸ばす
- 主体性・社会性が身につく
- 集中力がつく
- 器用になりやすい
個性を伸ばす
「あれをやりなさい、これをやりましょう」ではなく、本人が選んだものに取り組むので、好きなものや得意なものが伸びていきます。
主体性・社会性が身につく
モンテッソーリ教育を取り入れた園では3~6歳の子どもたちが1つのクラスを編成しているので、年上の子どもが年下の子どもにお手本を示したりお世話をしたりします。使いたい教具を他の子どもが使っているときは待たなければいけないため自制心を育みます。
集中力がつく
机や道具など整えられた環境で、自ら興味のあるものに満足するまで取り組むということを繰り返し行なうことで、集中力が身につきます。
器用になりやすい
親指、人差し指、中指の3本指は、第二の脳と言われています。指先を使う取り組みをたくさんしているので器用になりやすいです。
デメリット
反対にデメリットを2つ紹介します。
- 協調性に欠ける
- 屋内作業が多く、運動不足が懸念される
協調性に欠ける
個々の性格や個性を伸ばす教育法なので、協調性を学ぶ機会が失われてしまいます。
習いごとなどで学校外のコミュニティを作ってあげると懸念が払拭されます。
屋内作業が多く、運動不足が懸念される
じっとしていられない子には厳しいかもしれません。家族が意識して外遊びをさせると良いでしょう。
モンテッソーリ教育を受けていた著名人
モンテッソーリ教育を受けていた有名人を列挙していきましょう。
若くして竜王となった棋士 藤井聡太さん
卓球銀メダリスト 平野美宇さん
Googleの創業者 セルゲイ・ブリン氏、ラリー・ペイジ氏
Amazonの創業者 ジェフ・ベゾス氏
Facebook(Meta)の創業者 マーク・ザッカーバーグ氏
Microsoftの創業者 ビル・ゲイツ氏
アメリカの元大統領 オバマ氏、ビル・クリントン氏
発明家のトーマス・エジソン氏
など挙げていくとキリがないほどいます。そして各界で活躍されています。
モンテッソーリ教育をおすすめする理由のまとめ
この記事では、幼児教育の種類とモンテッソーリ教育のメリット・デメリットを紹介しました。
幼児教育の種類として紹介したのは、以下の4つです。
モンテッソーリ教育をおすすめする理由として3つ取り上げました。
100年以上にわたって世界中の人に支持されてきた教育法「モンテッソーリ教育」のプログラムを受けるにはスクールに通う必要性がでてきます。
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