街中でバイクを見て「かっこいいなぁ」と思ったことはありませんか?
小さいときに見たあのヒーロー、ドラマに出ていたイケメン俳優の姿には憧れますよね。
颯爽と走る爽快感、風を肌で感じる体験は乗った人にしか分かりません。
人生の中で【バイクに乗らないと見えない景色】を見てみたくはありませんか?
この記事ではバイクの魅力を紹介し、初心者でも乗りやすい車両選びをお手伝いします。
バイクの種類と特徴
バイクには大きく分けて2種類あります。特徴とともに紹介します。
オンロードバイク
「乗って◎、眺めて◎」
一般的なバイクといえば、こちらを思い浮かべる方が多いと思います。
スポーツ走行からツーリングまで幅広く使用でき、オールラウンダーなのが
最大の特徴と言えます。
「バイクって荷物が載らないんじゃないかな〜」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そういった方にはスクーターという選択肢も。
通勤・通学など実用性重視で選ぶならATの車種が多いこのタイプはいかがでしょうか。
例)ネイキッド、スーパースポーツ、ツアラー、アメリカンなど
オフロードバイク
「大地を駆けて冒険へ」
子どものころに憧れた、自然の真っただ中を駆け抜けるバイクといったらコレです。
砂浜や林道をものともせず、走りぬくことが可能。スリルと爽快感が味わえます。
軽量パーツが多く、転倒しても壊れにくく、シャープな印象の車体が多いことが特徴に挙げられます。
競技性の高いモトクロスやトライアルといった、いわゆる”障害物競争”もあります。
「人馬一体」となり、バイクを操る喜びを体感できますよ。
アウトドア好きはハマること間違いなし。大自然で心と体をリフレッシュしましょう。
例)モタード、アドベンチャー
モトクロッサー、エンデューロ(競技用)
バイクを選ぶポイント
バイクを選ぶ際のポイントを紹介します。
デザイン
デザイン性が考慮された車両はたくさんあります。
- 男らしいイカついバイク
- オールドルックなシブいバイク
- 丸みを帯びたフォルムのかわいいバイク
また、自分好みに仕上げるカスタムパーツが販売されていたりと、思い通りの車両を作り上げることが可能です。自分色に染め上げましょう。
排気量と免許
一覧表
〜普通自動二輪免許を取得した方〜
メインの使用用途が通勤通学であれば、維持費の安い125ccがオススメ。
その維持費の安さから、バイクメーカーがこぞって参入している市場でもあるので、車種やデザインも取り揃えてあります。
遠くへ行きたい!という方には、250ccがオススメです。
理由は以下の5つです。
- 車種が豊富
- 高速道路に乗れる
- バイクの所有感が大きい
- 車検がない為維持費が安い
- 本格的なライディングが楽しめる
近年では400ccに勝るとも劣らないハイパワーな250cc車両もでてきています。
ただし、新車価格で福沢諭吉大先生が100人飛んでいくので、慣れてから検討するのが得策かと思います。
大型二輪免許を取得した方は自分の気に入ったバイクに乗りましょう♪
『スキ』が一番です♪
エンジン
エンジンにも種類があり、駆動音が独特なものもあります。
こだわりがでてくると玄人の域でしょう。
エンジンの大切な機能の1つが冷却です。
冷やさないと800℃になると言われています。
冷却の方法は大きく3種類に分けられます。
空冷エンジン
古いバイクに多く見受けられ、エンジンの冷却に風を使います。
フィンと呼ばれる線状の金属を折り重ねる事で、エンジンの表面積を増やして冷却効果を大きくしています。
メリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 構造が簡単で部品点数が少なくメンテナンスが容易。
- 部品点数が少ないため、車体価格が低く設定できる。
- 軽量コンパクト。
デメリット
- 止まっているときは冷却能力が小さく、熱い。(冬場は重宝しますけどね。)
- 走行中の風に影響されるため、エンジン出力が安定せず、使用環境によっては十分に冷却できない。
- 転倒した際にフィンが割れる可能性がある。
車種例)SR400、XJR1300
水冷エンジン
水冷エンジンの特徴は、フィンが不要なことです。
水(クーラント液)でエンジンを強制的に冷やすため、他の方法よりも効率的に冷却でき、現在の主流となっています。
補足として…クーラント液は水道水でも良いのですが、さびの発生や凍結のリスクがあるため長期間の使用には向いていません。
メリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 水(クーラント液)の強制循環で効率的に冷却するので、エンジン出力が安定する。
使用環境に左右されません。
デメリット
- ハイパワーになれば発熱が大きくなり、それを冷やすための部品が大きくなるのでエンジン全体が大きくなる。
- 空冷と比べて部品が多く、車重が重い。
例)D-トラッカー125、CB400、GSX-1300R
油冷エンジン
油冷エンジンの代表格といえばSUZUKIです。
エンジンオイルを使って冷却します。そのためオイルクーラーと呼ばれる部品が必須。
実際は油冷のみだと冷却効果が足りないため、空冷とのハイブリッドが多いです。
水冷の方がコスパが良いのであまり採用されていません。
SUZUKIのこだわりに引きつけられる方にオススメです。
水冷に魅力を感じている方、ぜひGSX1400について調べてみてください。
SUZUKIの情熱が垣間見えます。
メリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 水冷よりエンジンの部品が少ないため、小さく軽い。
- 製造コストダウン=車両販売価格が抑えられる。
デメリット - 冷却効果は水冷が勝る。
例)GSX1400、GSX-R750、GIXXER250SF
エンジン気筒数
気筒とは、シリンダーの数です。
シリンダーとはガソリンを燃焼させたエネルギーをバイクの動力に変換するための部品のことです。
たとえばシリンダーの数がひとつだと単気筒、シリンダーがふたつあるものは2気筒、そしてシリンダーが4つあるものは4気筒と呼ばれます。
250cc以下のバイクは主に単気筒か2気筒です。
最近は最新技術を駆使した4気筒の250ccが復活しました。(ZX-25r)
(興味がある方は「排ガス規制」で調べてみてください。)
気筒数が多いメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 低出力でハイパフォーマンス。
- エンジンの振動が小さくなる。
- 長時間運転での疲労感が少ない。
デメリット
- 燃費が悪くなる。
- メンテナンスが難しくなる。
気筒数の他にも、シリンダーの配置による分類があり、紹介だけしておきます。
例:直列、水平対向、V型
起動時のエンジン音の違いで聞き分けることができます。
新車or中古車
バイクを購入する際、新車か中古車かの二択で迷いますよね。
「他人の乗ったバイクはちょっと嫌だな」という方はもちろん新車を選びましょう。
新車のメリット
- 購入店のアフターフォローが手厚い。
- カスタムで自分色に染められる。
- 不具合はほぼ無い。
*購入店のアフターフォローが手厚いと嬉しいです。特に初期はカスタムの知識も少ない
ため、相談にのってくれたりして、たくさんお世話になります。
また、自分の好みにノーマルの状態からカスタマイズできるため、そこが良いという人も
います。
2019年10月に自動車取得税が撤廃された為、購入時に支払う金額が減ったのも
嬉しいポイントですね。
新車のデメリット
- 初期費用が高い。
- 傷をつけた時のショックが大きい。
*車両によりますが、購入時の費用は中古<新車です。
しかし、購入後の不具合はリコールの場合が多いため、安心を買うという意味で新車を選ぶのもアリでしょう。
中古のメリット
- 初期費用が安い。(ほぼ)
- カスタマイズされた車両もある。
- 絶版の車両が入手できる。
- 傷を付けた時のショックは小さい。
*初期費用が安いものが大半です。
カスタムパーツが取り付けられたまま販売されている車両も多く、狙っているパーツが
取り付いているとラッキーですね。
KAWASAKI Z2 や HONDA CB750 Fourなど「名車」と呼ばれる車両に憧れを抱く方も
少なくありません。若い頃には買えなかった名車を仕事や家庭が落ち着いてから購入する
方も多いですね。
もっとも、プレミア価格になっているものが多いですが・・・
中古車のデメリット
- 購入後に不具合を起こす可能性がある。
- アフターフォローは有料が多い。
*購入時は不具合は無かったのに、しばらくしたら異音がする・・などトラブルが
散見されます。その際のアフターフォローが有料のところもあったり、そもそも
トラブルを見越した価格設定だったりします。
反面、傷を付けた時のショックは小さいかも。所有者の心持ち次第でしょうか。
初心者にオススメのバイク 3選
①取り回しが良くて操作性バツグン!YAMAHA セロー250(225)
「オンもオフもバランスよし!」
空冷エンジンで単気筒、街中でも山道もスイスイ走り抜けていくセロー。
そのフォルムや操作性の良さからファンが多いバイクです。
惜しまれつつ2020年に生産終了になりました。その人気から後継車を望む方も多いです。
知人に毎日セローで雪道を通勤してくる強者がいました(笑)
良い子はマネしないでください。
参考価格(新車):およそ75万円
スペック
②峠道でのライディングも楽しめるネイキッド!ジクサー250
「SUZUKIの技術の結晶」
油冷エンジンが復活!おかげで車重が軽くなり、スポーティな走りを実現可能にしました。
企業努力によりコストダウン化に成功したので、新車価格もおよそ45万円とコスパ最強!
油冷エンジンを諦めなかったSUZUKIの技術の結晶といっても過言ではないかと。
乗ってみて実感できます。気になった方はぜひ試乗してみましょう。
メーカー希望小売価格:およそ45万円
スペック
③パワーと取り回し最高!大型入門にビックネイキッド XJR1300
「能ある鷹は爪を隠す。アクセルひねるとうなるエンジン」
バイクに乗り始めたら一度は乗ってみたいリッターバイク(1000cc以上の排気量)。
国内最大級の空冷エンジンで迫力が凄まじいです。
車重は重く感じますが、足つきの良さと走行性能は大型バイクでは類を見ないレベル。
2017年で生産修了していますが、生産台数が多いので割と安価に手に入ります。
参考価格(中古):およそ80万円
あくまでも個人的な意見なので、周りに乗っている方がいれば聞いてみてください(笑)
バイクの購入方法
バイクの購入方法を紹介します。
オークションやフリマアプリから購入する
ヤフオクやメルカリなどで個人が出品している車両を購入するパターン。
掘り出し物のバイクが眠っているかもしれません。
ただし、購入する際には必ず現車確認をすること、書類がそろっていることを確認しましょう。
実店舗で購入する。
やはり実店舗から購入する方が多いです。
購入した店舗の定期点検やアフターフォローを受けられる可能性があります。
バイク屋さんは専門家なので、知識が豊富。気さくな方が多く、コミュニケーションが取りやすいと思います。
後々個人的にツーリングのお誘いがあったりすることも。
友人・知人の紹介や口コミを頼りに、信頼のおける店舗からの購入をオススメします。
まとめ:バイクのある生活を楽しもう
免許を取得したら毎日でもツーリングに行きたいもの。
楽しい世界に飛び込みましょう♪
パーツなりフォルムなり、なにか一つでも「好き」だと思ったら、
その気持ちを大事にしたいものですね。
所有するのは難しい、試しにいろいろな車種に乗ってみたいという人はレンタルという手もあります。
こちらでも紹介していきたいと思っているのでお楽しみに。
あなたにとって素敵な相棒選びの一助になれたら幸いです。
よりよいバイクライフを!!
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